×KL9692 Beni M’Tir Vintage rug*177cm x174cm

商品番号:KL9692
商品名:ベニムティール ユーズド 3L
サイズ:177cm x174cm  3.1m2
色: 黒、赤紫、チャコールグレー、オレンジ オフホワイト、エメラルドグリーン、オレンジ、コバルトブルー、赤紫
価格:77,500

シックな紫×スミクロに、ハッとする様なオレンジがアクセントに効いているユーズドベニムティール。もともとは、テントの床部分に重ねて使われるラグの一番上の装飾用に織られたものを二枚にカットしたものです。伝統的な模様が丁寧に織り込まれている、本物のノマド(遊牧民)のカーペット。

Beni M’tir

ベニ・ムティール(Beni M’tir)ラグの産地は、モロッコ北部、ミデルトからフェズに向かう、丁度真ん中あたりです。
モロッコの中でも特に気候が穏やかな地域として知られ、古代ローマ時代から伝わるオリーブとワイン用の葡萄で有名です。春先には一面の花畑、秋には農家の軒先で昔ながらの石臼を使ったオリーブオイル造りが行われ、畑では黄金色に輝く小麦や大麦の収穫が行われます。

現代では定住する人がほとんどですが、50年ほど前までは、春から秋に掛けては遊牧生活を送り、冬の間だけ定住すると言う半遊牧生活をする人々が沢山居ました。遊牧民のテントの敷物として、家畜のサドルカバーとして織られた毛足の無い平織りが知られています。
モロッコ各地のラグ&カーペットの中でも、特に色遣いが美しい事で知られます。
この地域の広い空、豊かな農作物、美しい自然を見ると、織り手の女性たちの周りの美しい自然の色が、ラグに織りこまれている事を感じます。

私は個人的にここのラグが大好きで、産地の問屋に買い付けに行ったり、実際に織られていると言う村を訪ねたりしたことがありますが、残念ながら、最近では伝統的な色使い・柄行きの大判平織りラグはあまり織られていないとの事。理由を尋ねると、「遊牧民がほとんど居なくなったから」だそうで、たしかに現代の暮らしには、巨大な床敷きの平織りも、サドルカバーも必要ありません・・・。

ラグの解説ページに記載している通り、ラグの正確な年代は分かりませんが、ベニ・ムティールのアンティークは、数十年前のものから、中には100年位経っているものまで。今でもラグの生産が盛んなZemmor等では、新品を古く見せかけたものもありますが、ベニ・ムティールに関しては新品がほとんど出回って居ないので、全て一定以上の年月を経ているものです。