×KL9332 Beni M’tir Used*3L

モロッコ北部、ミデルトからフェズに向かう真ん中あたりに位置する、Beni M’tirの平織りラグ。
丁寧に使い込まれたユーズドラグ。織がしっかりしている為、敷いたときに床にしっかり落ち着く感じ。
ベルベルらしい模様と縞が交互に織りこまれた、この地方独特のデザイン。和にも通じるような、紺、朱赤、白のすっきりとした色遣いが綺麗です。
左端の模様は魚又はヤシの葉の象徴。ヤシの葉は、聖なる力「バラカ」を宿すと考えられています。
次の列の「ダイヤ柄」は、邪な目を跳ね返す目を象徴しています。
次の柄は最初の柄と同じ、四列目の柄の密集している部分は、麦を表し、麦は豊穣、豊作を意味します。
様々な願いが込められた、美しいラグ。この種のラグは巨大なものが多く、状態が良く使いやすいサイズのものは少ないので貴重な一枚です。
模様の意味

商品名 KL9332 Beni M’tir Used*3L
ボーダー柄ベニムティール ユーズド3L
状態 使用状態の良いユーズド
種類 ベニ・ムティール(Beni M’tir)
素材 ウール100%
メインカラー 朱色、朱オレンジ、オフホワイト、チャコールグレー~黒
毛足 無し
商品番号 KL9332
サイズ 約239*157cm
フリンジ 片側のみ。
価格 SOLD OUT

Beni M’tir

ベニ・ムティール(Beni M’tir)ラグの産地は、モロッコ北部、ミデルトからフェズに向かう、丁度真ん中あたりです。
モロッコの中でも特に気候が穏やかな地域として知られ、古代ローマ時代から伝わるオリーブとワイン用の葡萄で有名です。春先には一面の花畑、秋には農家の軒先で昔ながらの石臼を使ったオリーブオイル造りが行われ、畑では黄金色に輝く小麦や大麦の収穫が行われます。

現代では定住する人がほとんどですが、50年ほど前までは、春から秋に掛けては遊牧生活を送り、冬の間だけ定住すると言う半遊牧生活をする人々が沢山居ました。遊牧民のテントの敷物として、家畜のサドルカバーとして織られた毛足の無い平織りが知られています。
モロッコ各地のラグ&カーペットの中でも、特に色遣いが美しい事で知られます。
この地域の広い空、豊かな農作物、美しい自然を見ると、織り手の女性たちの周りの美しい自然の色が、ラグに織りこまれている事を感じます。

私は個人的にここのラグが大好きで、産地の問屋に買い付けに行ったり、実際に織られていると言う村を訪ねたりしたことがありますが、残念ながら、最近では伝統的な色使い・柄行きの大判平織りラグはあまり織られていないとの事。理由を尋ねると、「遊牧民がほとんど居なくなったから」だそうで、たしかに現代の暮らしには、巨大な床敷きの平織りも、サドルカバーも必要ありません・・・。

ラグの解説ページに記載している通り、ラグの正確な年代は分かりませんが、ベニ・ムティールのアンティークは、数十年前のものから、中には100年位経っているものまで。今でもラグの生産が盛んなZemmor等では、新品を古く見せかけたものもありますが、ベニ・ムティールに関しては新品がほとんど出回って居ないので、全て一定以上の年月を経ているものです。

ベニ・ムティールの商品を見る


より大きな地図で モロッコのラグの産地 を表示