one-of-a-kind | handwoven | Moroccan carpets and rugs | Upcycling
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ハンドメイドとしての魅力がある、暖かみがある、居心地が良い、派手さは無いけれど、落ち着く・・・・。ラグの魅力は100枚あれば100通りあります。 派手でパッと人目を引くアクセントにお勧めのラグもあれば、地味だけれどそのカーペットがあるだけで落ち着くような名脇役になりうる1枚も。 1枚1枚、魅力のあるラグ&カーペットを集めています。 ユーズドラグ&カーペットを多数扱っています。 ほとんどのユーズドは、最初の持ち主の手を離れてから私たちが買い付ける為、正確な年代は分かりません。モロッコの田舎には、自分の年も正確にわからない人々が沢山居ます。ラグの正確な古さを知ることは殆ど不可能です。 古いラグには穴やほつれがあるものもありますが、丁寧に修復した上で販売しています。 「歪み」があるものについてはそのままです。 モロッコのラグ&カーペットは、主に「ベルベル人」と呼ばれる先住民族の女性によって織られます。彼らは少し前まで春から夏に掛けては移動しながらテントで暮らし、冬の間だけ村に定住するという遊牧生活を送っていました。 ラグやカーペットに限らず、ベルベル人の作るものには「真っ直ぐ」や「直角」が少ないのが特徴です。自然と近い暮らしをしている彼らは、曲線を好みます。ベルベル人の古い民家は、丸みを帯びた天井、ちょっと歪んだ木のドア、すり減った階段、不思議な高さの入り口・・・・等々、私たちの「住居」の常識を覆すような丸みのある住居空間です。 特にウール×ウールで織られたユーズドは、歪みがあるものが殆どです。 織り手の女性の未熟さにより歪んでしまうと言うよりは、最初から真っ直ぐにするつもりがない、気にしないで織られたものなので、あらかじめご了承ください。 モロッコの、ラグ&カーペットの魅力は、織り手の女性が自宅で使うために、自由な発想で織ったものだと言う事。緻密な模様のものも、無地に大胆なアクセントが織り込まれているものもありますが、デザイン画などは無く、「思いつき」で織られたものが殆どです。織り手のセンスや思い、願いがはっきりと表れる、個性的なものに仕上がります。 ラグの染色・使われている染料について モロッコに、人工的な着色料が入ってきたのは19世紀のこと。 簡単に美しい発色のウールが得られるとあり、あっという間に隅々まで行きわたりました。当時は、天然染色の方が良いという発想はなかったため、天然染色の伝統・技術はあっという間に失われたそうです。 現代では、外国人主導のワークショップなどで、天然染色が行われていることがありますが、無染色のウールを使ったベニ・ワレンラグなどをのぞき、ほとんどのラグが人工的な染料で着色されたウールを使って織られています。 大判サイズラグ 2 x 3m モロッコのベルベル人による、本物のヴィンテージラグをお探しの場合は、このサイズからお探しください。このサイズのラグは、昔遊牧生活を送っていた人々が、テントの床に寝床として敷いていたもの。家族全員が川の字になれるように、長めの長方形になっています。遊牧生活をする人がほとんどいなくなった現代ではほぼ織られないサイズなので、古い逸品が多いのがこのサイズ。パッと見て大きすぎると思われることが多いのですが、リビングルームの主役として大胆に使うと非常に効果的で、インテリアデザイナー、コーディネーター、建築家などのお客様が、クライアント様向けにセレクトされることも多いです。 中判サイズラグ 150…
モロッコの手織りラグ&カーペットは、遊牧民のテントの中で使われるために織られたものです。伝統的なお手入れは、晴れた日に干して埃を出すこと、一年か、二年に一回程度川の水で洗濯すること。それくらいです。 日本の一般家庭で同じようにするわけにはいきませんが、お手入れをしすぎると痛む、ということは覚えておいてください。 日常のお手入れ 毎日のお手入れ毎日のお掃除は、掃除機をかける程度で十分です。毛足があるものの場合、時々ブラシを掛けると綺麗になります。吸引力が強すぎる掃除機の使用はしないでください。 時々お天気の良い、乾燥した日に半日程度、裏返しにして干して下さい。 大人の方が二人いらっしゃる場合は、埃がたっても問題ない野外に持ち出し、両端を持ち静かに細かく揺らすと埃が出ます。(細かいウールが沢山出ます。切りの良い所で切り上げてください。また、マスクをお忘れなく) 長時間太陽にさらすと色褪せます。 雨にご注意ください。長時間強い雨に当たったまま放置されますと、部分的に色落ちしてしまいます。 ラグの設置場所に直射日光が当たる場合、時々向きを変えて下さい。部分的な色あせの原因になります。 クリーニング・お洗濯 ボ・シャラウィットラグはご自宅でお洗濯可能です。たいていの場合、熱いお湯や洗剤を使っても平気なので、衣類と同じように洗えます。SSサイズの場合は、洗濯機に入れられる場合もあります。(ただし糸くずが大量に出ます) ボ・シャラウィットラグをご自宅で洗う際の注意点は、脱水と乾燥です。お天気が非常に良い夏日にお洗濯してください。かなり厚みがあるので、なかなか乾きません。 その他のウールのラグは、ラグ専用のクリーニングに出されることをおすすめします。 頻繁にお洗濯・クリーニングされますと痛みます。年に一度程度が適当です。
ベルベル人は文字を持たない人々でした。 自然に近い暮らしをしてきたベルベル人は、イスラム教がモロッコに伝わる以前から周りの動植物等に呪術的な力が宿る事を信じていました。例えばライオンは力の象徴、麦は豊穣の象徴、鳥は善の力の象徴と言う風に。このような周りの自然を象徴したデザインの他、モロッコに限らず、地中海文化圏に広く見られる「邪視除けの目」イスラム・アラブ圏に共通する「ハムサ/ファティマの手」を象徴するデザインも織り込まれています。幾つか、代表的な模様とその意味をご紹介します。 *「ベルベル人」と言う名称は、ヨーロッパから見た北アフリカの先住民の呼び名ですが、様々な語族、部族に分かれます。モロッコでの呼び名も地方に寄り異なるため、このサイトでは「ベルベル人」と言う呼称を使います。 北モロッコと南モロッコでは同じシンボル・図柄が異なる意味を持つ可能性もあり、参考書籍により異なる意味が紹介されている事があります。ここでご紹介する模様の意味は、下記の参考文献及び私が今まで聞いた事をまとめた物です。 参考文献:「Berber」W.Stanzer Hersberger Collection 1991
「ベニ・ワレン」や「ボ・シャラウィット」は日本でも結構知られるようになって来ました。さて、日本語で表現するとどんなカタカナを使おうか迷ってしまう不思議な発音のモロッコのラグの名称。それぞれどんな意味かご存知ですか? モロッコのラグの名前は、地域名、部族名、または織り方の種類で名付けられています。 ベニ・ワレン(Beni Ouaren) Beni・・・・とかAit・・・・と言うのは、アラビア語やベルベル語で、「***と言う人の子孫たち」とか「***から来た人々達」と言う意味で、田舎の地名に良く使われます。 ベニ・ワレンとは、モロッコ北部のタザという街(マルシェバッグの産地です)の近くの、ベルベル人の部族、ベニ・ワレン族によって織られるラグのこと。 毛足の長いもの、ナチュラルな色合いのもの、染織されているもの、マントなどいろいろありますが、最近では「ベニ・ワレン」と言えば、ふかふかの無染色のオフホワイトのウールにこげ茶や黒で抽象的な模様を織り込んだ毛足のあるタイプのカーペットをさすことが多いです。 もともとベニ・ワレンの女性たちの花嫁道具として、婚約から1年の準備期間に織られたもの。遊牧生活の中で、テントの中の寝具として使われていたものです。 柔らかい子羊のウールが使われることが多く、手触りが最高。裸足で歩くと本当に気持ちが良いです。 モロッコと言うと暖かいイメージがありますが、ベニ・ワレンの産地はアトラスの山の中。冬は雪が積もるような地域のため、かなりしっかり厚みがあります。 ゼモール (Zemmor ) モロッコ北部、ラバトとメクネスの真ん中にあるケミセットという町の周辺で暮らす、ベルベル人の一族、ゼモール族によって織られるラグ&カーペットです。日本では、モロッコのラグというとベニ・ワレンラグなどが有名ですが、昔からヨーロッパで知られているのは、ゼモールの赤・黒・白のボーダーラグです。 今でもたくさん織られており、ケミセットでは週に一回、木曜日にラグの競り市が開催されています。 大量に出回っているため、博物館級の美しいラグから、お土産クオリティの大味なものまで、様々なゼモールラグがあります。 ゼモール族は元々半遊牧生活を送っており、長さ280cm程度、幅170cm程度の大判ラグはテントの床に敷かれ、ベッドとして使われていたものです。 家族の数が多ければ多いほど、大きなテント、長いラグが必要だったため、古いものはかなり大きいものが多いです。 かなり長いものは、半遊牧生活を送っていた頃の、長さ200センチ程度のものは、定住生活に入ってからのゼモール族によって織られたものであることがわかります。 ゼモールの平織りラグは、一見すると一旦織り上げた後に刺繍を施しているように見えますが、一段横糸を通すたびに模様の色の糸を結びつけるという非常に手間のかかる手法で織られています。 タズナフト (Taznakht /…