マラケシュ/メディナ, 雑貨・お仕事
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ラグの競り市

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ラグスークの競り市

ラグスークでは、毎日、夕方のお祈りの前に競り市が行われています。
季節によりますが、大体5時ごろ行くと、遭遇できる可能性が多いようです。

ラグスークは、スパイス広場に面して入り口があります。
広場に面して何軒かあるラグ屋の間にある細い道を入っていくと、屋根のあるスークになっており、大型店から小型店まで30軒位のラグ専門店が軒を並べています。
ざっと見ると同じようなラグを扱っている店が何軒も並んでいる様に見えますが、よく見ると、得意とするラグの種類や、店主の趣味が見えて中々面白いです。

また、このスークには、モロッコ中からラグが集められ、また、モロッコ中の土産物店や海外のバイヤーなどが買い付けて行きます。
流通の中心なので、種類が沢山あり、値段も安くなりやすい場所です。

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さて、今日もラグ競り市が行われていました。
民族衣装のおじいさん達がラグを持って幾ら、幾らと言いながらラグ屋の周辺をまわります。
多分大昔から同じように行われてきたのでしょう。
価格ももちろん、ディラハムではなくて、古い通貨の単位、「リヤル」が使われます。
(1DH=20リヤル)

モロッコの「定価が無い」買い物について、ぼったとかぼられたとかいう話をよく聞きますが、定価が無いお買いものと言うのは、逆の競のような物ですね。
競りは最初の指値があって、そこからだんだん高くなっていきますが、定価が無いお買いものは、店主の言い値からだんだん安くなっていきます。
競りで、例えば最初は200DHと言われたものが1000DHで落札されることも珍しくない訳で、逆に最初1000DHと言われたものが200DHで購入されることもありと言う感覚です。
なので、高値でまとまればラッキーと言う感覚で最初の値段を付けてくるわけです。

プロ同士であれば、大体どのあたりでまとまると言うイメージがあるので、例えば売り手も買い手も300DH位かな、と思っている商品だと売り手は500DHと言い、買い手は200DHと言い、
あっという間に中間を取って300DH前後でまとまるのですが、(そんな面倒なことをせずに最初から300と言う場合もあります。)
相手が価格を分かっていない場合は、売り手は1000DHと言ってみて、観光客は相場が分からないので100DHと言ってみて・・・と言う感じになるわけです。

もちろん、観光客が相手だからものすごい高値で売ってやろうと思っている人も居ますが、数は少ないです。
ちなみに私の個人的な感覚ですが、卸値が300DH位の商品であれば、お店の仕入れ値は250~280DH位なので、一点だけ購入する観光客の場合は500~600DH位が相場かなと思います。
それを、まとめ買いで300DHで買った人がいるのに、私は600DHで買った。300DHもぼられた!と言うのはちょっと違います。

特にラグは、元の価格がこんな競り市で決まるような性質のものなので、価格なんてあって無いようなもの。競りに参加した人がこれは良質で希少価値があると判断したら値段は跳ね上がりますし、どこでもありそうなものと思えば値段はあまり上がりません。

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どこで買うと良いですか?と聞かれることがありますが、私が何かを購入した際に良い印象を持ったとしても、数か月後には店のオーナーや売り子が変わっている事も珍しくありません。
お店に入ってみて、売り手の人柄がよさそうで商品の陳列が丁寧で大切に扱っている雰囲気だったら、
そのお店が良いお店なのだと思います。逆に悪い気が流れていそうな空間では良い買い物は出来ません。

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さて、ラグ競り市に集まるのはこんな人々。
最近は洋服の人が増えてきたマラケシュですが、何故かこの競り市には民族衣装の人が集まります。
競り市には一般人は参加できませんが、この雰囲気を見るだけでもかなり面白いのでは、と思います。

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ディアモロッコ/宮本 薫
https://dearmorocco.com/

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