アスニでピクニック

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アスニ

今日は日曜日。
昼までのんびり寝て、遅めのランチを頂きに、ウーリカに行くはずが、良くある直前の予定変更で、友人一家とアスニでバーベキューをすることになりました。
風邪の引き始めの様な感じだったので、「ピクニック?バーベキュー?」内心あまり行きたくない気分だったのですが、家族ぐるみの友人の奥さんとは久しぶりに会いたいし、今日は日曜日。
どちらにしろ子供たちを連れてどこかに行かなくてはなりません。
と言う事で出かけてきました。

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いつも、田舎に行くときの運転は夫なので、詳しい位置などイメージせずに出発してしまうのですが、マラケシュから直進、タハンノウトという田舎町を抜けた車はどんどん山道に入っていきます。
そういえば、アスニって結構遠いんじゃなかったっけ?
娘がまだ小さいころに一度行ったっきりなので、うろ覚えです。

・・・川沿いに小さなカフェが何軒かと、観光用のロバやラクダが居るだけだったような?
風邪のひきかけにあまり寒いところに行きたくないのですが、記憶にあったカフェを通り過ぎ、何もない川沿いの自然の中で車は止まります。

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こんなところ。
「おーい!久しぶり!」とあちらから友人一家がやってきました。
「川の方に良い所があったんだけれど、川を渡らないと行けない。子供達が居ると難しいから、この辺で食べるか!」
今日は完全野外料理の予定の様子。今日はせめてカフェが良かった・・・でもここまで来たら楽しむのみ!

男二人で楽しそうなので、お肉は任せることにして、私は久しぶりの友人妻Kとサラダを作りながらおしゃべりを開始。

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これが今日の私たちのキッチンです。
ミネラルウォーターで野菜を洗い、
ひたすら刻んで新鮮なオリーブオイルと塩とレモンだけでさっぱり味付け。

そのお隣で出来上がりつつあったのが、モロッコ版ハンバーグ「ケフタ」
新鮮なお肉を目の前で引いてもらって、玉ねぎのみじん切り&スパイスを捏ねたもの。
結構これでおなかが一杯だったのですが、ひたすらおなかが空いていて勢いついている夫が「これから男のタジンを作るか!」と言い出しました。
時計の針はすでに3時を回っています。
炭火焼のタジンは確かに美味しいのですが、煮えるまでに軽く2~3時間はかかります。アスニは山の中、タジンが出来上がるころにはみんな冷え切っていることでしょう。

「それも素敵だけれど、夕方になると寒くなるし、カフェの貰ってこない?」と控えめに提案してカフェまで戻ってタジンを買ってきてもらいました。

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鍋敷きの代わりの卵ケースに載せられて来たタジンはホクホク。良く煮えていて久しぶりの田舎の美味しさでした。
モロッコの庶民的なレストランでは、大体どこでもタジンのお持ち帰りが出来ます。
鍋代のギャランティーとして15~30DHほど払い、後で返却時に返してもらいます。

暖かいジャガイモを食べていたら、少し冷え始めていたからだが芯から温まります。
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食後は子供達&男たちでお散歩。

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放牧されていたヤギの群れが通りかかりました。

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繰り返し言うようですが、もうちょっと暖かければ、すごく良い午後だったのですが、寒さにも暑さにも強いモロッコ男は全然平気な様子です。

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このおばあさん。
どこからともなく現れて、ここで私たちの食事が終わるのを待っていました。
田舎では良くあることですが、食後、食べきれなかったお肉やタジンを具にしたサンドイッチにして、こういう貧しい人に施します。
私たち夫婦は施す派で、友人夫婦は施さない派だったので、ちょっと会話を交わしたのち、結局食べ物は全部置いていくことにしました。
寒いから毛布も欲しいと言われましたが、毛布は友人夫婦のものだったので断りました。

そのやり取りが実にさっぱりとしていてモロッコらしいなあと思いました。
日本だったら、施すべきか、べきでないか、色々考えてしまいそうなシチュエーションですが、その時にできることを、さりげなくして後は忘れてしまうのがモロッコ風。
それにしても、この寒い山の中でもしも野宿している、又は屋根があったとしても毛布が無いとしたら相当厳しいので、使い古した毛布位あげたかったなあと思い帰り道夫に言ったところ、
「使い古しの毛布が買えるくらいのお金をあげた。でも、おまえに言ってしまったから徳が無くなった。」
と笑いながら言いました。
確かに、人にアピールするために善行を積んでも意味がありません。
聞いてしまって悪かったのですが、ちょっとほっとしました。

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さて、帰り道はこんなくねくねの山道。
子供が居なかった頃はスリリングで面白いと思ったガードレールなしの山道も、後部座席に二人も乗っているとハラハラします。
夫はマラケシュ対カサブランカの試合(もちろんサッカー)をラジオで聞きながら、時折「オオ!」とか叫びながら運転しています。

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