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◆ラマダン/メディナの商店街

ラマダンが始まってから、数日おきに午後4時過ぎにバブドゥッカーラに買い物に行く。
フトール二時間前のバブ・ドゥッカーラは物凄い人・人・人。
人だけならまだしも、モト(バイク)に馬車にロバ車に荷車を引く人・・・
すごいカオスになっている。
通勤ラッシュ時の新宿駅南口前の雑踏の中にロバや馬がいるところを想像してみて欲しい。
そして、そこにいる人ほぼ全員が朝から何も食べていない。
何回行ってもその異常なパワーのようなものにびっくりする。

言葉だけではなく、写真でも紹介したいと思い、今日は無謀にもカメラを持参してみた。
結果は、危なくて余り撮れなかった。
バブ・ドゥッカーラはメディナの一角で、普段は外国人もよく歩いている地域なのだけれど、この時期のこの時間帯はモロッコ人ばかり。
それも、割と伝統的な雰囲気のモロッコ人が多い。
カメラなど構えていたら怒られそうな雰囲気だし、皆おなかがすいているから怖い。
大体カメラなど構えていたら後ろから来た荷車に轢かれそうだ。
と言うことで、人ごみが少し引いたところでしか撮れなかったので、あの物凄いパワーは写せなかった。残念。

商店街の入り口。
ここから通りが始まる。
道の両側に細かいお店が立ち並ぶ
肉屋/鶏肉屋/魚屋/足専門店(牛と羊の足)/乾物屋(コーヒー豆やスパイス・ハンマム用品など)/八百屋/果物屋/タジン屋(鍋)/パン屋/電話屋などの店が並び、その前には路上の八百屋、ラマダンフトール用パン屋/手押し車のミント屋/香草屋(イタリアンパセリ&コリアンダーのみ)/果物屋/主婦のパン屋/サングラス屋/海賊版CD・DVD屋などが並ぶ。
ただでさえ狭い道の両脇一メートルは路上商で埋まる。

近くに野菜の卸売り市場とスーパーもあり、少し遠くに住んでいる人でも、この商店街に買出しに来る人も居る。(私もその一人。)

路面のタジン売り。素焼きのものだけを売っている。タジン鍋、炭火用の七輪、水桶、鉢など。
きっと田舎から毎朝売りに来ているのだろう。手前は八百屋。近くの卸売り市場から仕入れた野菜を売っている。

手押し車にコリアンダーとイタリアンパセリだけを載せて売っている。
彼は車を移動しながら、お客さんから声が掛かると止めて売っていたけれど、「こら!そこに止めるな!」と怒られていた。
きっと手押し車でも路上の八百屋でも色々と縄張りのようなものがあるのだろう。
私もここでイタリアンパセリとコリアンダーをたっぷり購入。山ほど買って5DH。(約60円)よく洗ってみじん切り、冷凍して毎日のハリラやタジンにたっぷり入れる。

【ミント・ハーブ屋】

モロッコでは一日に何杯もミントティを頂くので、ミントは欠かせない。
普通の八百屋でも売られているけれど、こういうミント専門店で買ったほうが新鮮で美味しい。
専門店と言っても、多分毎朝農家で摘んだミントをかごに山ほど入れてロバでマラケシュに来て売りに来ているのだろう。
売り手は渋いおじいさんだった。
「ミント」と一口に言っても色々な種類があり、ミントのほかにもセージや匂いゼラニウムなどのミントティ用のハーブを売っている。
ミントは一束1DH。

【ジュベン(山羊のチーズ)】

私はこういう香りの強いチーズは今一苦手なので食べないけれど、モロッコ人には大人気の山羊のチーズ。
事務所のスタッフ用に少し切ってもらう。

ラマダンといえばハリラ。ハリラには欠かせないのがハリラスプーン。

このおじさんは、椰子の木&オレンジツリーの椅子、まな板、ステッキ、木と網で作った振るいなどを売りに来ていた。
(おじさんの椅子はかなり歪んでいますが、ディアモロッコで扱っているものは特注のもっとまっすぐなものです。)

【マフィン屋】

このお店では奥で女性が一人生地を捏ね、手前で焼きながら売っている。
フトール用に少し購入。熱々の焼きたて。ここに具を挟んだり、農場で貰ってきた濃い蜂蜜をつけて食べたら美味しそう。

【ホブスシシャマ】

ホブス=パン/シシャマ=肉の脂身。
名前を聞いただけで太りそうなこのパンはラマダンには欠かせないものの一つ。
折りたたんだパン生地の中に玉ねぎ、スパイス、脂身、ひき肉などを入れて薄く伸ばして焼いたもの。
伸ばす時にサラダ油をたっぷり塗って、焼くときも油をたっぷり使う。
一口でも結構な食べ応えがあるこのパン、一体カロリーはどの位あるのか。

でも美味しいので買ってしまう。
このお店はパン生地を作っている女性一人、焼く係りの女性一人、量りと計算係りの男性一人の三人でやっていた。

【ブグレブ】

ブグレブと言う名前のクレープ。これに蜂蜜をたっぷりつけて食べる。ここは女性が一人で売りに来ていた。
多分家で大量に作って、毎日ここに売りに来ているのだろう。

【ホブス】

焼きたてのパン。白い小麦粉だけのもの、とうもろこし粉が入ったもの、ケシをまぶしてあるものなど色々なパンが売られている。
ここも女性が一人で売りに来ている路上店。

バブドゥッカーラの活気は路面で商売をしている人々とそれを買う人たちが作り出している。彼らは少ない材料費で自宅で作ってきたものを売りに来て現金収入にしている。マイクロクレジットとかグラミン銀行の事を研究している人が居たら是非見て欲しい光景だなあと思った。特にラマダン中は売り手として目立つのは女性達。パンを焼くと言うどんなモロッコ女性でも出来ることを商売にしている人の場合は大体一人+小さなテーブルだけ。

ちょっと凝ったもの、例えばマフィンやホブスシシャマとなると焼くための台などの道具が必要になるので、2~3人で売っている(それだけ少し高い)。ミントなどを単品で売りに来ているおじさんも大体一人。八百屋のような品揃えは無いけれど、買う人はそれなりに居る。

パンもミントも一つ約10円。

一日の売上ってどれくらいなんだろう?と思うけれど、それなりに皆楽しそうに商売をしているところを見ると、結構行くのかもしれない。

私がモロッコに来てからの何年かで、マラケシュにはスーパーがかなり増えたけれど、商店街には、ここでしか手に入らない魅力的なものが沢山ある。

ディアモロッコ 宮本 薫 http://www.dearmorocco.com

国際貢献・・・「ぐりとぐら」じゃなくて?

↑「国際貢献」と「ビジネス」について「グラミンバンク」つながりで見つけました。

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