◆日本の風景/棚田

魚沼産コシヒカリの産地

日本帰国中、友達と長野県の温泉に行った「ついで」に、新潟県のコシヒカリの産地まで行った。
私は運転しないので、ずっと友達の運転。東京から長野・新潟までは「ついで」と言う距離ではない。
ずいぶんな長距離を走ってくれた。
きっと、「モロッコの田舎はね・・・モロッコの田舎は素晴らしいんだよ」といつもモロッコかぶれなことばかり言っている私に日本の本物の田舎、日本の美しさを見せたいと思ってくれたのだと思う。
この写真は彼女のだんなさんの実家の田んぼ。
美しい風景って、自然の風景でも人工的に作られた風景でも、「全体としてどこも欠けたところの無い一体感」のようなものがあり、そこに身を置くだけでふわーっと安心できるような、大きな心地よさを感じさせるけれど、
ここもまさにそんな場所だった。

水分をしっかり含んだ空気と田の緑の色合いと古い家々がしっとりと溶け合っている。
初めてお伺いする彼女の義理の実家は築100年以上の民家。
立派な一枚板がふんだんに使われている立派なお家だった。

風景だけじゃなくて、例えば家のインテリアでもそんな雰囲気があることがある。
センスがいいかどうかと言う問題じゃなくて、毎日その家の主婦が手を入れ続けていて、子供たちが居て、お父さんが座る椅子があって・・・と言う、毎日の生活から生まれでた家庭の雰囲気。
それもまた、自然が作る一体感と同じくらい心地いい。

それぞれがぴったりの場所にあって、どこも動かせない感じ。
実際は、毎日の生活や農作業でいろいろなところが変わっているはずなのに、一種の生態系のように自然な形が出来上がっている。

ディアモロッコ 宮本 薫 http://www.dearmorocco.com

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