自宅でガーデンパーティ

モロッコでは、『ウスボール(赤ちゃん誕生七日目のお祝い)』『タアラ(男の子の割礼のお祝い)』『婚約式』『結婚式』『ハッジ(初巡礼の祝い)』 など盛大にお祝いする習慣があります。 お祝いは家族単位で行いますので、何時もは夫の実家に行きますが、今回はマラケシュの我が家で、長男と甥の割礼のお祝いをしました。 割礼自体はパーティの一週間前にクリニックで済ませてあり、今日はパーティだけです。 普通、日本で自宅でパーティを主催するとなったら、奥さんがメインで色々決めると思うのですが、今回は夫が「任せておけ」と張り切っているので、当日まで私は何も分かりません。どんな料理が出て、どんな音楽が手配されているのか・・・・ お客さんは30人から50人くらい来る予定で、サロンには入りきらないし、暑いのでお庭を使う予定です。 着るものを用意して、庭の掃除をしたら、後はすることが無くなってしまいました。 こういう時は忙しくしていないと落ち着きません。 「何かしなくて良いのかしら。」 「大丈夫よ。業者が全部用意してくれるから。あ~マラケシュのお祝いは楽で最高ね~」と兄嫁。 確かに。 田舎のお祝いだと、100人単位のお客様のための料理を近所の主婦たちに手伝ってもらいながらも、家で用意します。 前々日からお菓子を用意しはじめて、前日は殆ど徹夜で準備をするものです。 「することが無くて手持無沙汰で落ち着かない」 など考えられない贅沢です。 当日、午前10時頃、業者がやってきて、椅子やカーペットを運び込み始めました。 業者が連れてきた女の子が、黙々と洗いもの。 巨大なティーポットを見ていると、こんなにお客さんが集まるかちょっと不安に。 モロッコのパーティ。 誰かを招待して「では伺います」と言われても、何人で来るかは分かりません。 ・・・多分、彼女は3人くらいで来るはず、とか、2人連れで来るはずとか、適当にイメージして人数を割り出します。 近所の人が突然来たりすることもあります。 そんなことを考えていたら、急に大粒の雨が降り始めました。 こんな時に限って、業者の男の人たちはランチに行ってしまい留守。 お手伝いさんと二人で大急ぎで片付けます。 シルバー類はとも角、椅子やカーペットが濡れては大変です。 この時期のマラケシュでは、雨はめったに降りません。 今日に限って雨・・・・ お庭でパーティの場合、テントを建てる事が多いのですが、空気がこもって暑いだろうと言うことで手配して居ませんでした。 雨はどんどん強くなり、嵐の様に。 夫の携帯に連絡を入れると、「既に業者に連絡したけれど、にわか雨の確立が高いからもう少し様子を見る事になった。」 との返事。 ・・・・万が一雨が止まなかったらどうしたら良いのでしょう。 うちのサロンは小さいので、どう考えても30人からの人が入ることは出来ません。 テントを今から手配する?それとも今から場所を手配する? それとも延期? そんなことを考えていたところ、チャイムの音。 業者が戻ってきたのかと思い玄関を開けると、物凄い迫力のモロッコ人女性の集団が。 今日の歌を担当しているグループなのだそう。 ・・・・早めに来てくれたのは嬉しいけれど、よりによってモロッコ人がお手伝いさんしか居ないタイミングで、 この物凄い迫力の人々。 普通であれば、外で待っていてもらうのですが、雨。 仕方が無いので、離れで待機してもらいます。 かなり体格の良い人々なので、狭い部屋は一杯です。 そんなこんなしている内に、我が家のベビーシッターのHさん、ランチから戻ってきた業者、夫が帰ってきて、人が多くなってきましたが、 雨で準備が出来ません。 そろそろ6時になろうとする頃に、ぱたっと雨が止みました。 モロッコのパーティと言うのは、20時頃から始まるので、まだ二時間有ります。 大急ぎでセッティングが始まりました。 まだ空がグレーで、今にもぽつっと来そうなのが気になりますが、手際良くテーブルが作られていきます。 20時前に、お客さんが集まり始めます。 が・・・うちの実家の女性たちはまだ来ません。 電話を入れると美容院が混んでいるから遅れるとのこと。 全く・・・ 楽隊が太鼓を温めるための炭火を用意しています。 暗くなり、どんどん人が集まってくると、音楽が始まり、飲み物とお菓子が配られパーティが始まります。 結局九時過ぎてから来る人も多く、席が足りない盛況に。 パーティのお客さんは女性と子供たち。(サーバーは男性) 女だけのパーティなので、男性たちは家の前に椅子を並べてお茶を飲みながら、女のパーティが終わるのをひたすら待ちます。 こういうパーティでは、主催側は衣装を新調(きちんとオーダーメイドで)するなど色々お金が掛かります。 男性客にももちろん食事はふるまわれますが、ほぼ女性たちが楽しむためのパーティです。 普段は、男性中心の文化に見えますが、パーティでは完全に女性が主役です。 11時半頃、やっと夕食が始まります。 メニューは フレッシュジュース(アボガド、アーモンド、ミックス) カナッペ ミントティ ミニケーキ/お菓子 パスティリャ 牛肉のタンジーヤ(壺煮込み) フルーツ コーヒー お菓子 お料理が丁度よい暖かさだったので、どこで温めたのだろうと思っていたところ、業者のキッチンから丁度よい時間を見計らって運ばれて来たのだそう。 何度も着替えさせられ、踊らされ、色々な人に抱かれ、かなりお疲れの主役の二人。 パーティは25時頃お開きになりました。 宴のあと。 家の中も相当汚れて大変な事になって居ますが、お掃除は明日に。 食事が美味しかったとか、楽しかったとか言う前に、主催側としては、無事にやり遂げた感で一杯でぐったり。 結局大人が50人強、子供が20人くらい来られました。 また、数年経ったらこういうパーティ主催してみたいです。 今度は少し慣れて色々工夫できるかもしれません。 ディアモロッコ/宮本 薫 https://dearmorocco.com/

◆もう直ぐラマダン終了

11月1日 (火曜日) そろそろラマダンも終わりです。ラマダン月は新月を確認して始まり、新月を確認して終わるので、直前(前日)の夜まで、明日までラマダン月なのか、明日は次の月なのかが分かりません。今回のラマダンは明日かあさってまでと言われています。 モロッコでは(たぶん世界中のイスラム圏では)ラマダンが終わった次の日は家族で集まりパーティをします。殆どすべての公的機関は休みになり、お店も休むところが多いです。 ディアモロッコの仕事で言えば、お役所関係、銀行、税関がいつまで開いているのかぎりぎりまで分かりません。 ラマダン明けの祭り当日は日本で言えば元旦と同じくらい重要なのに、それが前日の夜まで分からないというのはすごい事だと思いませんか?それでも国は混乱せずに動くんだなあ・・・と、来たばかりのころは驚きでした。 今日はフトール後、マルジャンに行ってきました。マルジャンと言うのは郊外にあるハイパースーパーで、大きなスーパーの他、洋服のお店、薬局、子供服、車の代理店など色々入っています。今日のお目当ては夫の実家へのお土産。モロッコのお土産はとにかく量が多いので大変です。今回は甥・姪に洋服を買って持っていくことにしていたのですが、10人以上居るので予算が・・・小さなサイズの既成のジュラバとか可愛いものを見繕い買い物終了。 私は外国人なので普段はジュラバを着ませんが、夫の実家は田舎なのでイードの時くらいジュラバを着て欲しい、プレゼントするから買いに行こうと言うのでマルジャンの外の専門店街のお店に行きました。 ここで、ベージュ×オレンジのベイズリー柄のものと、赤紫地に花柄が織り込まれている地のものが気に入ったのですが、夫のセレクトでベージュ系を買ってもらいました。ジュラバを着ると、なんだかおとなしく上品に振舞わなくてはならない気分になるから不思議です。 洋服や身に着けるものは自分で選んで買うのも楽しいですが、プレゼントされるのもうれしいものですね。 これでイードの準備は完了。明日から夫の実家訪問&買い付けに行ってきます。   留守中もフォトダイアリーは自動で更新されます。よろしければごらん下さいね。 ディアモロッコ/宮本 薫 https://dearmorocco.com/

モロッコ料理・ハリラ・レシピ

10月16日 日曜日 今日は日曜日だというのに朝からずっとPCに向かっていて気がついたら午後3時。 そろそろフトール(断食明けの食事)の準備をしなくてはなりません。 家で用意するのはハリラ・ミントティ・フレッシュオレンジジュース位。後は夫が買ってくる予定の美味しいパンやクレープ、常備してあるデイツやクッキー類をお皿に並べるだけです。 今日はハリラが上手に出来たのでレシピをメモしておきます。 普通はニンジンやズッキーニなど入れないのですが、みじん切りの野菜を足すと味に深みが出るような気がします。セロリ・コリアンダー・イタリアンパセリはかなりの量を加えます。 みじん切りにしたものをすべて合わせてどんぶりいっぱい分くらい。 チシャと言うのは小麦粉を作るときに出るもので、ざらざらした大き目の粉です。ハリラにはこれを加えても良いですし、小さいパスタ(シャーリア)やお米を入れても美味しくできます。 美味しく作るコツは仕上げの小麦粉。だまにならない様に気をつけてゆっくり溶きいれます。混ぜているととろみが出てくるので、入れすぎないのもコツ。 サラサラでもドロドロでもなくトロトロと言う感じに仕上げます。 材料: (A) たまねぎ一個 トマト二個 ズッキーニ一個 にんじん一個 肉100グラム骨付き にんにく ふたかけ (B) コリアンダー 一束みじん切り イタリアンパセリ 一束みじん切り セロリ 一束(日本だったら一本)みじん切り 乾燥生姜 小さじすり切り2 パプリカ(辛い方)ほんの少し パプリカ(甘い方)小さじ1 コショウ 少し 塩 少し クノール一個 トマトペースト 大匙すり切り1 オリーブオイル:ティーグラス一杯 小麦粉 大匙1.5 チシャ(小麦の硬い部分を細かくしたもの) 大匙5 卵 1 1:野菜はすべて二ミリくらいの細かいみじん切り、トマトは摩り下ろし、肉は骨を除いて細かく切る。 2:圧力鍋にオリーブオイルを熱し1をすべて加え炒める。しんなりしてきたら鍋の半分くらいまで水を加えBをすべて加えよくかき混ぜ、よく洗った骨も加え圧力をかけて20分ほど煮る。 3:鍋の中身が三分の二くらいになったら水で溶いた小麦粉とチシャをゆっくり加え、更に20分くらい煮る。焦げ付かないように注意。 4:火が通ってやわらかくなったら卵を溶きいれる。 頂くときに好みでレモンやオリーブオイルを加える。 ◆今日の夕食/フィレ肉のシシカバブ 夫が「今日は俺が料理するから!」と張り切ってお肉を買ってきた。定番のフィレ肉。「俺が料理」のどの部分が料理なのかいまいち謎だが、お肉屋さんで味付け済みの肉を炭火で焼いてくれた。お肉自体は美味しい肉だったけれど、味付けはいまいち。(塩分過多でせっかくのお肉のうまみが・・・) やっぱり自分で味付けしたほうが美味しかったなあ・・・と思う。 うちでシシカバブを作るときは、 たまねぎ一つみじん切り/オリーブオイルカップ1/コリアンダー一束みじん切り/イタリアンパセリ一束みじん切り/塩、粒コショウを挽いたもの、パプリカ、乾燥生姜のパウダーを適当に混ぜ合わせたものに一口大に切ったお肉を半日くらい漬ける。ニンニクを加えても良い。 美味しい上質のオリーブオイルをしっかり肉にしみ込ませる。塩分は控えめにして食べる時に調整。 焼き串に刺して炭火で焼き塩とレモンをかけていただくと最高に美味しいし、塩とクミンでもモロッコ風になる。 今夜のメニューはシシカバブ三本ずつ、赤&青ピーマンのマリネ(この間農場で収穫してきたもの)、パン、ザクロ(農場で収穫してきたもの) 食事を始めたのは深夜1時。 ラマダン中なので皆このくらいの時間帯に夕食を頂くのですが、さすがにおなかが持たれてあまり食べられませんでした。

◆ラマダン/メディナの商店街

ラマダンが始まってから、数日おきに午後4時過ぎにバブドゥッカーラに買い物に行く。 フトール二時間前のバブ・ドゥッカーラは物凄い人・人・人。 人だけならまだしも、モト(バイク)に馬車にロバ車に荷車を引く人・・・ すごいカオスになっている。 通勤ラッシュ時の新宿駅南口前の雑踏の中にロバや馬がいるところを想像してみて欲しい。 そして、そこにいる人ほぼ全員が朝から何も食べていない。 何回行ってもその異常なパワーのようなものにびっくりする。 言葉だけではなく、写真でも紹介したいと思い、今日は無謀にもカメラを持参してみた。 結果は、危なくて余り撮れなかった。 バブ・ドゥッカーラはメディナの一角で、普段は外国人もよく歩いている地域なのだけれど、この時期のこの時間帯はモロッコ人ばかり。 それも、割と伝統的な雰囲気のモロッコ人が多い。 カメラなど構えていたら怒られそうな雰囲気だし、皆おなかがすいているから怖い。 大体カメラなど構えていたら後ろから来た荷車に轢かれそうだ。 と言うことで、人ごみが少し引いたところでしか撮れなかったので、あの物凄いパワーは写せなかった。残念。 商店街の入り口。 ここから通りが始まる。 道の両側に細かいお店が立ち並ぶ 肉屋/鶏肉屋/魚屋/足専門店(牛と羊の足)/乾物屋(コーヒー豆やスパイス・ハンマム用品など)/八百屋/果物屋/タジン屋(鍋)/パン屋/電話屋などの店が並び、その前には路上の八百屋、ラマダンフトール用パン屋/手押し車のミント屋/香草屋(イタリアンパセリ&コリアンダーのみ)/果物屋/主婦のパン屋/サングラス屋/海賊版CD・DVD屋などが並ぶ。 ただでさえ狭い道の両脇一メートルは路上商で埋まる。 近くに野菜の卸売り市場とスーパーもあり、少し遠くに住んでいる人でも、この商店街に買出しに来る人も居る。(私もその一人。) 路面のタジン売り。素焼きのものだけを売っている。タジン鍋、炭火用の七輪、水桶、鉢など。 きっと田舎から毎朝売りに来ているのだろう。手前は八百屋。近くの卸売り市場から仕入れた野菜を売っている。 手押し車にコリアンダーとイタリアンパセリだけを載せて売っている。 彼は車を移動しながら、お客さんから声が掛かると止めて売っていたけれど、「こら!そこに止めるな!」と怒られていた。 きっと手押し車でも路上の八百屋でも色々と縄張りのようなものがあるのだろう。 私もここでイタリアンパセリとコリアンダーをたっぷり購入。山ほど買って5DH。(約60円)よく洗ってみじん切り、冷凍して毎日のハリラやタジンにたっぷり入れる。 【ミント・ハーブ屋】 モロッコでは一日に何杯もミントティを頂くので、ミントは欠かせない。 普通の八百屋でも売られているけれど、こういうミント専門店で買ったほうが新鮮で美味しい。 専門店と言っても、多分毎朝農家で摘んだミントをかごに山ほど入れてロバでマラケシュに来て売りに来ているのだろう。 売り手は渋いおじいさんだった。 「ミント」と一口に言っても色々な種類があり、ミントのほかにもセージや匂いゼラニウムなどのミントティ用のハーブを売っている。 ミントは一束1DH。 【ジュベン(山羊のチーズ)】 私はこういう香りの強いチーズは今一苦手なので食べないけれど、モロッコ人には大人気の山羊のチーズ。 事務所のスタッフ用に少し切ってもらう。 ラマダンといえばハリラ。ハリラには欠かせないのがハリラスプーン。 このおじさんは、椰子の木&オレンジツリーの椅子、まな板、ステッキ、木と網で作った振るいなどを売りに来ていた。 (おじさんの椅子はかなり歪んでいますが、ディアモロッコで扱っているものは特注のもっとまっすぐなものです。) 【マフィン屋】 このお店では奥で女性が一人生地を捏ね、手前で焼きながら売っている。 フトール用に少し購入。熱々の焼きたて。ここに具を挟んだり、農場で貰ってきた濃い蜂蜜をつけて食べたら美味しそう。 【ホブスシシャマ】 ホブス=パン/シシャマ=肉の脂身。 名前を聞いただけで太りそうなこのパンはラマダンには欠かせないものの一つ。 折りたたんだパン生地の中に玉ねぎ、スパイス、脂身、ひき肉などを入れて薄く伸ばして焼いたもの。 伸ばす時にサラダ油をたっぷり塗って、焼くときも油をたっぷり使う。 一口でも結構な食べ応えがあるこのパン、一体カロリーはどの位あるのか。 でも美味しいので買ってしまう。 このお店はパン生地を作っている女性一人、焼く係りの女性一人、量りと計算係りの男性一人の三人でやっていた。 【ブグレブ】 ブグレブと言う名前のクレープ。これに蜂蜜をたっぷりつけて食べる。ここは女性が一人で売りに来ていた。 多分家で大量に作って、毎日ここに売りに来ているのだろう。 【ホブス】 焼きたてのパン。白い小麦粉だけのもの、とうもろこし粉が入ったもの、ケシをまぶしてあるものなど色々なパンが売られている。 ここも女性が一人で売りに来ている路上店。 バブドゥッカーラの活気は路面で商売をしている人々とそれを買う人たちが作り出している。彼らは少ない材料費で自宅で作ってきたものを売りに来て現金収入にしている。マイクロクレジットとかグラミン銀行の事を研究している人が居たら是非見て欲しい光景だなあと思った。特にラマダン中は売り手として目立つのは女性達。パンを焼くと言うどんなモロッコ女性でも出来ることを商売にしている人の場合は大体一人+小さなテーブルだけ。 ちょっと凝ったもの、例えばマフィンやホブスシシャマとなると焼くための台などの道具が必要になるので、2~3人で売っている(それだけ少し高い)。ミントなどを単品で売りに来ているおじさんも大体一人。八百屋のような品揃えは無いけれど、買う人はそれなりに居る。 パンもミントも一つ約10円。 一日の売上ってどれくらいなんだろう?と思うけれど、それなりに皆楽しそうに商売をしているところを見ると、結構行くのかもしれない。 私がモロッコに来てからの何年かで、マラケシュにはスーパーがかなり増えたけれど、商店街には、ここでしか手に入らない魅力的なものが沢山ある。 ディアモロッコ 宮本 薫 http://www.dearmorocco.com 国際貢献・・・「ぐりとぐら」じゃなくて? ↑「国際貢献」と「ビジネス」について「グラミンバンク」つながりで見つけました。

◆モロッコの農場/月明かりのフトール

10月14日金曜日、今日は先日仕入れたラグの撮影のために久しぶりに郊外の農場(*1)に行って来ました。 しばらく日本に帰ったりで忙しく、ここに来るのは二ヶ月振り。 夕方の柔らかい光の中で撮影後、ラグの計量などを行い、フトール(断食明けの食事)もここで頂く事にします。 メンバーは夫、私、スタッフのオマール、スタッフの由紀ちゃんと犬二頭。 荷物運搬用の車にぎっしり商品を詰め、二台の車に分乗して出発。 犬達はどこに行くのか分かっているので非常に大人しくしています。スタッフの由紀ちゃんはここに来るのは初めてです。 フォトダイアリーには久しぶりの登場の熊五郎&ラルフィー(*2)。 昔は勢力争い的な喧嘩ばかりしていた二頭ですが、最近は強い熊、守られるラルフィーにすっかり落ち着いて仲良くなりました。 私達がラグの撮影をしている間は一応木につないで置きますが、適当な紐でつないだところ噛み千切ればよいという事を直ぐに学習して、脱走しては羊を追いかけます。 元々農場で生まれ育った犬であればそんな馬鹿な事はしないのでしょうが、ラルフィー&熊にとっては羊や鶏は動くおもちゃと同じ。 たまりません。 撮影後はラグを一枚一枚広げて色、サイズ、痛みなどのチェックをします。 今回ここで撮影&チェックしたのは合わせて40枚ほどなのですが、結構時間がかかり、2時に始めて終わったのは5時頃でした。 ここに何度も書いていますが、今はラマダン中。もちろん飲まず食わずで仕事です。グウグウ鳴るおなかをなだめつつひたすら仕事に集中するしかありません。 ラグ撮影後、今度新発売のシダーウッドのカトラリーも撮影。 とうもろこしのきれいな葉を取ってきて、ちょっとアジア風に撮影してみました。 午後五時過ぎ。 撮影終了。今日のフトールは午後6時ごろの予定。まだ一時間くらいあるなあと思いながら外に出ると、夫とここの農場の元オーナーがとうもろこしの葉の上に腰掛けて雑談中。 フトールの一時間前と言うのは一家の主婦にとっては戦争のような忙しさですが、男の人はこうしてのんびり話をしながら過ごす事が多いです。 今日のフトールの食卓。この農場には簡単な自家発電しか無いので日が暮れると家の中は真っ暗。月明かりの下で食事を頂きます。 今日のフトールのメニュー: もぎたてのザクロ、庭で飼っている地鶏のゆで卵、私達がお土産に持ってきたリッサニのデイツ、シュパキアなどのお菓子、 もぎたてのトマトと唐辛子、出来立ての新オリーブオイルと地鶏の卵のオムレツ、 農場の片隅で取れる蜂蜜、畑で取れた小麦を石臼で挽いたパン、農場の牛のミルクから作ったバター、搾りたてのミルクを使ったカフェオレ、自家製ミントで入れたミントティなどなど。 食卓の上にはなんともスローフードな食材が並びました。 フトールのお料理を並べ始めると、猫も現れました。 彼らは残飯を貰って生きています。人間が食事をしない=残飯が出ないのでラマダン期間中はおなかをすかせてフトール開始を待ちわびているのでしょう。 随分暗くなってきました。どこからかアザーンがほのかに聞こえてきてフトール開始。 町の家で頂くフトールとは一味違うとても静かな雰囲気の中で頂くフトール。 フトールの時間は「日が沈んだ時間」と決まってますが、普通の家にはもちろん電気があり、煌々と照らされた食卓で頂きます。 でも、ここでは「日が沈んだ」と言うことを実感しながら月明かりの下での食事。 昔のラマダン明けの食事と言うのはこんな風だったのかな・・・と想像しながら、今度ここでフトールを頂くときは忘れずにキャンドルを持参しようと思いました。 (*1)マラケシュから30キロ程のところにある農場。一年以上前に見つけ、今年になってから夫が譲り受けた場所。広さは1ヘクタールで様々な果樹、野菜、牛、羊、ロバなどが居ます。 (*2)ディアモロッコマラケシュ事務所の番犬たち。熊は男の子、ラルフィーは女の子ですが、番犬としてはラルフィーの方が優秀です。 ディアモロッコ 宮本 薫 http://www.dearmorocco.com

◆ラマダン/一日の様子

今日は一日断食をした。 モロッコ人はもちろん一ヶ月丸まる断食をするのだけれど、私の断食は「夫が喜ぶから」と言う動機なので、できる日とできない日がある。 ラマダンの興味深いところは、ただ食べなければ良いというだけではなくて、食べない・飲まない上でイライラしない、人と争わないで精神を静かな状態に保つ事が求められる。 朝から禁煙するだけでイライラする私にはなかなか難しいことだけれど、確かにイライラしながら断食しても何の意味も無いのかもしれない。と言う言い訳で、仕事が詰まっている日や静かに過ごせ無さそうな時はしない。(モロッコ人はこんな言い訳しませんが。) 昨日から、「明日はしよう」と計画していて、朝寝坊できるように明け方四時まで仕事をし、寝る直前に水を半リットル、ナツメヤシを三つ食べ準備万端。 明日は12時ころ起きれば18時までの6時間なんて楽勝楽勝!と思っていたらなんと朝8時に夫にたたき起こされた。 「銀行に行け!」と。 何でもサインが必要な書類があり、銀行の人と朝の8時半にアポイントメントを取ってくれていたらしい。 何でまた今日に限って・・・ と思いながら眠い眼をこすりこすり起きる。 普段は起きたらまず目覚めの濃いエスプレッソを入れるのだけれど、断食なので無し。 水もタバコも駄目。 まったく目が覚めない。 銀行到着。 マネージャーの女性と挨拶をして書類にサインをするけれど、眠くてなかなか集中できない。 相手もあくびばかりしている。 ラマダン中は皆夜遅くまで起きているから。 事務所へ顔を出す。 鳥のさえずりが爽やかだけれどひたすら眠い。 睡眠不足だけであれば、ガムを噛んだりコーヒーを飲んだりして乗り切れるけれど、寝不足で飲み食い一切禁止と言うのはなかなかキツイ。 10時半。 スタッフのオマールと一緒にメディナのバブドゥッカーラと言う地域に買い物に行く。 今日のフトールの食材の買い物。 10月はじめにモロッコに帰ってきて、その後ろくに食事を作っていなかったので食材が欠けている。 フトールは毎日スタッフたちと事務所で取るのだろう、と思っていたら夫が気まぐれに「ギリーズのアパルトマンから聞こえるフトールのアザーンはすばらしいから毎日ギリーズのアパルトマンで二人でフトールを食べよう。用意は簡単でいいから」 と言い出した。 「簡単でいいから」 などと「簡単に」言ってくれるけれど、フトールの準備は結構大変だ。モロッコ人の専業主婦などラマダン中は一日中料理をしている。 私はもちろんそこまではできないししないけれど、それなりに家事が増える。 でもまあ、彼にとっては一年で一番大事な時期だし仕方が無い。 【八百屋で】 コリアンダー(大量に買い刻んで冷凍。ハリラやタジンに使う) イタリアンパセリ(同上) セロリ(一回に一束くらい刻んでハリラに入れる) トマト サツマイモ(特に意味は無いが美味しそうだったので。タジンにでも入れる予定) たまねぎ 【乾物屋で】 クミン、乾燥しょうがの粉末 チシャ(小麦粉を作る際に出る周りの皮を細かく砕いたもの。ハリラに入れると美味しい。 【何でもやで】 牛乳 【果物やで】 柿(日本の柿と同じような柿が「KAKI」と言う名前で売られている。 【肉屋で】 牛骨(ハリラのスープ用 ひき肉(ハリラ用) まだ朝10時半過ぎだというのに、商店街はにぎわっている。 皆のまず食わずなんてすごいなあ・・・と思う。 自宅に帰りこっそり水を飲みたい誘惑と戦いながらハリラをつくりながら一仕事。 14時 最近知り合ったフランス人の女性弁護士の事務所へ。 女性弁護士などと言うとすごく硬いイメージを持たれそうだけれど、彼女は女優のエマニュエル・ベアールのような美人で話が面白い。 今、ディアモロッコで検討中の新規事業をするためのいろいろな要件などを説明してもらう。 今のところ法律的なアドバイスが必要な場合はモロッコ人の弁護士さんにお願いしているのだけれど、フランス人の彼女は英語がうまい。 話が早いし分かりやすく、こちらの方が良いなあと思う。夫に言ったら付き合いもあるし反対されそうだけれど。 彼女は断食はしていない。 テーブルの上にはマルボロライトとミネラルウォーター。 普段なら別に気にならないのに、話をしながら気になって仕方が無い。 16時 事務所に顔を出してから帰宅。 ハリラの仕上げをしたり、簡単なフトールの準備をしながら仕事。 モロッコ人の専業主婦であればホブスシシャマとかムスンメンとかパンとかいろいろな食べ物を手作りで作るのだけれど、それは夫に買ってきてもらう。 我が家で用意するのはハリラ、ゆで卵、デイツ、お菓子、ミントティ、ミネラルウォーター、牛乳、カフェくらい&夕食の下ごしらえ。 おなかとのどの渇きが最高潮に達して、キッチンに立っているとふらふらしてくる。 パソコンに向かっても、何度も同じファイルをクリックしてしまったりしてぜんぜん集中できない。 仕事はフトール後、夜まとめてやる事にした。 でも、フトールの準備はしなくてはならない。 こんなにおなかペコペコでパンまで焼いてしまうのだからモロッコ人の普通の主婦と言うのはすごいなあ・・・と思う。 あんまりおなかが空いたので、気を紛らわせるために友達に電話。 17時55分 やっと夫帰宅。 海老と春雨のアジア風のパイとパンを買ってきてくれた。 今日はテラスでフトールを頂く事にする。 私は急いでセッティング、夫がお祈り用のラグを敷いて祈っているとアザーンが聞こえてきた。 「いただきまーす!」と夫はかなりの上機嫌。 私は無言でハリラを頂く。 ひたすらもくもくと食事をして、一段落。 一気にたくさん食べ過ぎて、苦しい。 夫は喜んでいるので良かったけれど、人を喜ばせるために断食しても宗教的には何の意味も無いそう。 ちょっと複雑な心境。 それにしても早起きの断食はかなりきつかった。 皆なんでもない顔をして普通に生活や仕事をしていることを考えるとすごいなあと思う。

◆ラマダン/ナツメヤシ(デイツ)

夫が実家から持ち帰ってきたデイツの一部。木から切り離したばかりでまだ熟していない。陰干しでしばらくすると甘みが増して美味しくなる。 もちろん今すぐ食べられるデイツも持って帰ってきた。20×30くらいのダンボール三箱分!こんなに一杯本当にどうするの?と思うくらいの量だけれど、彼の実家はデイツの産地。毎年最高級のデイツを山ほど頂く。 毎日、彼が30個くらい、私が5個くらい食べるし、スタッフたちも居るので、ラマダン終了時には不思議なくらいぴったり無くなる。

◆ラマダン/新市街の様子

アパルトマンのテラス ギリーズのアパルトマンから見た日の入り。いろいろな所からアザーンが聞こえてきて幻想的。 メディナのカフェ ラマダン期間中のメディナ(旧市街)のカフェ。ミントティを飲む外国人、ただ座っているだけのモロッコ人、新聞を読むおじさん。 ナツメヤシ(デイツ) ラマダン期間中は欠かせない食べ物。ナツメヤシの実を乾燥させたもの。モロッコ南部、リッサニ・エルフードなどが産地です。一キロ100円から1,000円まで。おいしくないものはカサカサで繊維質、美味しいものはジューシーでトロリとしています。 フトールの食卓 フトール時のモハメッド五世通り 普段はマラケシュ一交通量が多い通りです。

◆モロッコ・マラケシュ/ラマダン2005

■ラマダン ラマダンとは、イスラム暦九月に当たる一ヶ月をさし、この一ヶ月間世界中のイスラム教徒は夜明けの数時間前から日の入りまでの昼間、飲食、喫煙、異性との接触など、人が本能的に持っている欲求を一切断ち切ってすごします。 イスラム教のことがあまり知られていない日本では、「修行」のようなイメージを持たれそうですが、実際のラマダン月の雰囲気はもっと楽しいものです。 確かに昼間は飲まない・食べない上に仕事もするので大変なのですが、日が暮れた後はご馳走をいただき、家族や友人と長い夜を楽しみます。 昼間が大変であればあるほど、日が暮れた後の食事が引き立ちます。 「雪が降っているような寒い日に体の芯まで冷え切って家に帰り熱いお風呂に使った瞬間の喜び」をイメージするとラマダン月の楽しさが少しイメージできるかもしれません。 昼間は非常に禁欲的に過ごす代わりに、日の入り後は享楽的に過ごします。 昼と夜の差が非常にくっきりとする一ヶ月です。 日が出ている間の町は、非常に静かですが、日の入りが近づいてくると買い物客などで賑わい、日が沈むといっせいに食事をし、夜のカフェや通りはいっぱいになります。 ラマダン月は新月とともに始まり、新月とともに終わります。 食事は日の入りとともに始まります。 一年の内の一ヶ月、世界中のイスラム教徒が太陽と月と言う自然に従って生活しています。 1000年以上前からの伝統を今も守り続けている人がこれほど居ると言うことは素直にすごい事だと思います。 ■ラマダンの一日 【モロッコ人サラリーマンA氏の場合】 マラケシュにはサラリーマン的な仕事をしている人が少ないのですが、その少数派であるA氏は30代のモロッコ人男性。ラマダン中の一日のスケジュールを聞いてみました。 7時 起床。8時までに仕事に行きます。 15時 終業。奥さんに携帯で連絡、頼まれた買い物をして車で帰宅。フトールの時間までテレビを見ながらごろごろします。 18時 家族でフトールをいただき、食後はタバコを吸ったりテレビを見たりしてのんびりすごします。 20時 着替えて近所のモスクへ。祈った後はモスク帰りの仲間とカフェでお茶をします。 24時 帰宅。夕食をしっかり食べます。 1時 就寝 3時 寝ぼけ眼で起き、軽食をいただき、また寝ます。 【モロッコ人主婦Bさんの場合】 朝  子供の学校があるので朝は普通に起きますが、掃除などをした後は少し昼寝をしてゆっくり過ごします。 14時 フトールの材料の買い物に行きます。 15時 フトールの準備に取り掛かります。すべてハンドメイドで作るので三時間くらい掛かります。 18時 フトールとその片付け。夕食の準備までの時間に家族でショッピングに行ったり、ハンマムに行く事もあります。 21時 夕食の支度 24時 夕食 1時すぎ 夕食の片付け 2時半 明け方の軽食の準備 3時 明け方の軽食 3時半 片付け、就寝 ■フトール フトールとは、アラビア語で「ブレックファスト」断食明けの食事のことです。 普段は朝食を指しますが、ラマダン中は日の入り後の最初の食事を指します。 フトールのメニューは大体どこの家でも同じです。 飲み物: 水 フルーツやアボガドと牛乳などで作った手作りのジュース コーラなどの炭酸類 カフェオレ ミントティ ハリラ 人数分のゆで卵又は卵料理・オムレツなど ナツメヤシ シュパキアなどの甘いお菓子類 ホブスシシャマなどの手作りの具入りパン・クレープ類 大体どこの家でもこのようなメニューです。 卵料理の変わりに簡単なお料理を作ることもあります。 フトールのメニューの特徴は、食べたらすぐに満腹になること、油分、糖分、でんぷん質が多めで塩味は控えめであることです。ラマダン中はいつお客さんがきても良い様に、かなり多めに用意するので、エンゲル係数が跳ね上がります。 ■フトールの雰囲気 「フトールの雰囲気」と言うのは大体どこの家庭でも同じなのですが、まず大事なのが子供からお年寄りまでいろいろな年代が入り混じった人がたくさん居ることとみんながおなかを空かせていると言う一体感、 食卓の上にはご馳走が所狭しと並ぶこと。 食後にモスクに行く人も居るので、モロッコの民族衣装を着ている人が増えること・・・など、一昔前の日本のお正月やヨーロッパのクリスマスのようなムードです。 マラケシュやカサブランカなどの都市では、核家族も増えてきていますが、夫婦二人だけや夫婦と子供一人ではフトールのムードが出ません。 とにかく大勢で食事をしなくてはと言うことで、近所の親戚同士集まってフトールをとるところも多いようです。 我が家は夫婦二人だけの核家族なので、普段のフトールはスタッフ達と頂きます。 昨日は友達の家に呼ばれてきました。 彼女の家のフトールに集まったメンバーは、夫の父母、彼女と旦那さん、子供二人と近所の子供二人、叔父とその奥さん、私の11人。 準備をする奥さんとお手伝いさんは大変ですが、大家族ならではの楽しい雰囲気にあふれていました。 ■ラマダン中のモロッコ旅行 モロッコは比較的緩めのイスラム国なので、ラマダン中でも旅行者や外国人が食べられるところは探せばあります。 【カフェ】 普段から外国人のお客さんが多いカフェは昼間も開いています。 カフェの席に座っているモロッコ人を見かけることがありますが、彼らはただ座っているだけ。 普段はもちろん、カフェに入ったら何か注文しなくてはならないのですが、ラマダン中に限り、疲れた人が座っていても良いのです。モロッコらしいですね。 【ホテルのレストラン・カフェ】 外国人のツアー客などが利用するホテルのレストランやカフェは一日中利用できます。 外からも見えないことが多いので、落ち着いて食事をすることができますが、値段は高めです。 【モロッコ人向けの安い食堂やカフェ】 閉まっています。夕方からオープンするところもありますが、一ヶ月丸まる閉めてしまうお店もあります。 【買って食べる】 フトール用の軽食や果物などが売られていますし、スーパーは普通に開いていますので、簡単なものを買ってホテルの部屋で食べることもできます。 「ラマダンしている?」 ラマダン中にモロッコ人と会話をすると必ず「ラマダンしているの?」と聞かれます。 理屈で考えると、ラマダンとはイスラム教徒が神との約束を果たすためにすることですから、異教徒がしてもあまり意味が無いことなのかもしれませんが、外国人が断食しているというと喜ぶモロッコ人は多いです。してませんと言っても別に問題にはなりません。 【人前で食事をすること】 不愉快に思う人も居るので、慎んだほうが良いのでは?と思いますが、オープンカフェで食事をしている外国人も居ますし、その隣にただ座って会話しているモロッコ人が居たりします。 特に気にしない人も居る様です。 【異性との接触】 ラマダン中は飲食のみでなく、性的なことも規制されます。 なので、外国人であってもカップルが人前でベタベタしたり、露出の多い服装をしたりしないほうが良いと思います。 また、断食の時間中は、異性と握手もしないというモロッコ人も居ますので、むやみに手を差し出さないほうが無難です。 【タイムスケジュール】 お店や役所の開業時間が変わります。 →観光客向けのおみやげ物やさん:観光地ではフトール時を除いては一日中あけているところもあります。夕方一旦閉めても夜8時ころからあけるところもあります。 →役所・郵便局など:朝八時ころから午後二時ころまで。 【ラマダン中の飲酒・アルコール】 外国人であれば、バー、ナイトクラブ、スーパーなどで手に入れることができます。 イスラム教徒へのラマダン期間中のアルコール販売は禁止されています。 【その他】 当たり前の事ですが、ラマダン中は皆おなかが空いているのですべての仕事がゆっくりになります。 また、タバコも吸えないので普段ヘビースモーカーの人はイライラしており、些細な事がきっかけで口論になったりします。 特にフトール直前になると車の運転が荒くなり小さな事故が増えます。