ベルリン・天使の詩の女神、ヴィクトリアに会いに行こう

ベルリンの中心部にティア・ガルテンという名前の広大な公園がある。 その昔王侯貴族が狩を楽しんだという、210ヘクタールの広大な緑の中に、映画、ベルリン・天使の詩の、あの金色の女神の塔がある。 私は高いところが苦手なのだけれど、せっかくベルリンに暮らしているのだから、あの女神を近くで見てみたい。高いところといっても、たかが67メートル。300メートルのエッフェル塔にも登ったのだし、きっと大丈夫。と言い聞かせて行ってきた。 そもそも、戦勝記念塔のあの女神は誰? 女神の名前はヴィクトリア。古代ローマ神話に出てくる勝利の女神で、ギリシャ神話の勝利の女神ニケ(NIKE)と同じ。スポーツ用品のナイキの名前はニケから来ている。ブランデンブルグ門の上で戦車に乗っているのも、ヴィクトリアだ。 ヴィクトリアは、高さ8.3メートル、重さ35トンのブロンズ製。金メッキが施されている。 1864年、当時のプロイセン王国が、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争 でデンマークに勝利したことを記念して、建設が始まり1873年に完成した。建設中に独墺戦争、独仏戦争が起こり、それらの戦争にも勝利したため、三つの戦勝を記念する塔となった。 元々は、国会議事堂前広場に建てられていたが、1930年代ナチスの“世界首都ゲルマニア計画”の一環で、現在の場所に移された。 第二次世界大戦後、フランスは「独仏戦争の勝利を記念する塔」の破壊を主張したが、アメリカとイギリスの反対により、そのまま残された。 戦争末期には、ドイツ兵が塔の中に立てこもって戦ったため、跡が多数残っている。 2008年 大統領選中のバラク・オバマが20万人を前にスピーチした場所としても知られている。 https://www.spiegel.de/video/video-33480.html   戦勝記念塔に登ってみたら 螺旋階段を登り始めるとすぐに一つ目の見晴台に出る。 ここは、おそらく2階か3階くらいの高さ。床に座ってくつろいでいる観光客もいて、気持ち良い空間。   塔の高さは69メートルで、二つ目の展望台は50メートルのところにある。 285段を登り続けると、螺旋階段はだんだん狭くなっていく。 当然のことながら、降りてくる人も同じ階段を使うから、本当にギリギリな感じ。狭すぎる。 とりあえず頑張って見晴台に出て、ヴィクトリアを間近で見たい。そう思って登り続ける。   展望台に出て見たら、展望台は思っていたよりもずっと狭かった。 その上、外側に向かって少し傾いている気がする。 そんなわけないと思うけれど、19世紀の建物だし、移転されているし、本当に傾いているのかも。 ヴィクトリアは・・・・と思って上を向いてみると、巨大すぎて一部しか見えない。 ベルリン・天使の詩で、主役のブルーノ・ガンツがヴィクトリアの顔の隣に座る有名なシーンがあるけれど、羽しか見えない。   そんなことを思ってキョロキョロしていたら、いきなりクラクラしてきた。 展望台からみるティア・ガルテンの眺めは素晴らしいけれど、もう限界。 頭クラクラ、足ガクガクで狭い螺旋階段を降りる。 iphoneによれば、18階分の階段を上ったらしい。 戦勝記念塔にチャレンジする人は、足腰をしっかり鍛えて行ってください。 アクセス:ベルリン動物園駅からアレクサンダープラッツを結ぶ便利な路線バス、100番のGroßer Stern (Berlin)駅下車。目の前。 お天気が良ければティア・ガルテンの中を歩いても気持ちいい。 ベルリン動物園駅及びブランデンブルグ門からそれぞれ約2キロ。徒歩約30分。公園内には、電動自転車や電動キックボードで移動している人も多い。 戦勝記念塔は、環状交差点の真ん中に立っている。記念塔につながるトンネルがいくつかあるので、絶対に地上を渡らないこと。 入場料:大人3ユーロ 学生・子供など2.5ユーロ(現金のみ) Straße des 17. Juni/ Großer Stern 10785 Berlin 入場可能時間: 4月〜10月 平日9:30〜18:30 土日祝日 9:30~19:00 11月〜3月 平日9:30〜17:30 土日祝日 9:30~17:30 12/24休業 ベルリン・天使の詩(1987年 西独/仏) 監督:ヴィム・ヴェンダース ブルーノ・ガンツ ソルヴェーグ・ドマルタン オットー・ザンダー クルト・ボイス ピーター・フォーク (ドイツ語版のみ購入・レンタル可能)

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