Beni Mguild
280cm x 165cm
KL10795

280cm x 165cm | 4.62m2 | 8’9″x 5’5″


ベニ・ムティール Beni Mtir / Beni Mguild
  • Beni Mtir / Beni Mguildラグの産地は、モロッコ北部、ミデルトとフェズの真ん中あたり。
    この辺りは、南北に長く気候の変化に富んだモロッコの中でも特に穏やかな地域として知られ、古代ローマ時代から伝わるオリーブとワイン用の葡萄の栽培で有名です。春先には一面の花畑、秋には農家の軒先で昔ながらの石臼を使ったオリーブオイル造りが行われ、畑では黄金色に輝く小麦や大麦の収穫が行われます。
  • 現代ではほとんどの人が定住生活を送っていますが、ほんの50年前までは、春から秋までの暖かい季節は遊牧生活を送り、冬の間だけ町や村に定住するという半遊牧生活をする人々が珍しくありませんでした。
  • 彼らの古いラグは、遊牧生活のテントの敷物として、家畜のサドルカバーとして使われるために織られました。
  • 彼らのラグは、モロッコ各地のラグ&カーペットの中でも、特に色遣いが美しい事で知られます。Beni Mtir / Beni Mguildの産地は美しい自然や風景に恵まれており、ラグの織り手のこの地域の女性たちの感性が、美しい環境から育まれたものであることが感じられます。
  • 私は個人的にここのラグが大好きで、産地の問屋に買い付けに行ったり、実際に織られていると言う村を訪ねたりしたことがありますが、残念ながら、最近では伝統的な色使い・柄行きの大判平織りラグはあまり織られていないとの事。理由を尋ねると、「遊牧民がほとんど居なくなったから」だそうで、たしかに現代の暮らしには、巨大な床敷きの平織りも、サドルカバーも必要ありません・・・。
  • 一枚一枚のラグの正確な年代は分かりませんが、Beni Mtir / Beni Mguildのアンティークは、数十年前のものから、中には100年位経っているものまで。今でもラグの生産が盛んなゼモール等では、新品を古く見せかけたものもありますが、Beni Mtir / Beni Mguildに関しては新品がほとんど出回って居ないので、全て一定以上の年月を経ているもの。本物のモロッコのアンティークラグを手に入れたい方におすすめです。貴重な一枚ですから、大切にしてくださる方にご購入いただければ、と思います。