◆33週 日本帰国

33週日本帰国

六月初旬、33週目でマラケシュからパリ、パリから成田に帰国しました。
今回は初産なので、出産は日本で。と考えていましたが、日に日に大きくなってくるお腹を見ると、長距離を一人で移動することが面倒な気持ちになってきます。

日本は故郷と言っても、実母は二年半前に他界していますし、父は長期の旅行中。今はイタリアに居ます。
出産に合わせて夫も父も日本に帰ってきてくれる予定ですが、なんだか大事だなあ・・・と思います。

・・・今までずっと順調だったし、モロッコで産むのも悪くないかも。
とぎりぎりまで迷いましたが、夫の「モロッコで産むと、出産後のお祝いの受付なども大変だから。」と言う一言で日本に帰国することにしました。

このブログをごらんの方の中で妊娠後期になってから、日本に帰国する方もいらっしゃるかもしれません。
実用的な情報を中心に書いておきます。

エールフランス/
毎回エールフランスで行き来しているので、今回もエールフランスを使いました。
妊婦の搭乗に関する規則は航空会社によって異なります。
日本語のWEBサイト宛にメールで問い合わせたところ、「日本語サイトでは、日本発のエールフランス便に関することしかお答えできません。」
と言う事務的なお返事。
じゃあ、どこに問い合わせ窓口がありますよ。と言う案内も無く、かなり不親切な印象を受けましたが、気を取り直して、モロッコのエールフランスオフィスと旅行会社に電話で問い合わせ。
どちらの回答も、「八ヶ月(日本で言う九ヶ月)」までであれば問題なく搭乗できます。」それ以降の場合は医師の診断書を事前に提出、エールフランス側の許可を得て搭乗していただきます。お断りする場合もあります。
と言うお返事でした。
念のため、エールフランス英語版(日本語版よりも情報が多い)を確認しても同じことが書かれています。
と言うことで、33週目(日本の9ヶ月目)に帰国することにしました。

◆マラケシュ~パリ
毎年三往復している乗りなれた路線。
約3時間の短いフライトです。
チェックインカウンターで、早速妊娠週数を確認され、「機内で万が一のことがあっても、航空会社の責任は問いません」
と言う内容の書類にサインして、コピーを持たされました。

たったの三時間とはいえ、妊娠中は血栓が出来やすいらしいので、水分をしっかり取り、出来るだけ体を動かすように努めました。
隣に座っていた一人旅の男性がとても親切な方で、荷物の上げ下ろしなど、すべて手伝っていただきました。

このフライト、手荷物さえ少なければ一人でもほぼ問題は無いのですが、飛行機が小型のため、マラケシュで搭乗する際は手荷物を抱えてタラップを登らなくてはなりません。
オルリー到着時は空港と直通でタラップはありませんでした。

◆フランス入国
先進国では、出産間近の妊婦が入国拒否されることがある、と聞いていたのでパリ到着時は心配しましたが、特に問題ありませんでした。

入国後、まっすぐ泊まり慣れたホテルへ。
万が一のときのために、夜間でもきちんとドクターを手配してくれそうな五つ星に宿泊。

二泊したので、中一日はホテル近所(オペラ界隈)のデパートめぐりをしました。
今回見たのはもちろんベビー服。
モロッコから日本まで一気に移動するのは疲れるから、と言う理由でステイしたパリですが、やっぱり買い物三昧になってしまいました。
ヨーロッパのお店は閉店時間が早いので、夜は反省してゆっくりお部屋でルームサービス&読書。
こういうゆったりとした時間は赤ちゃんが産まれたら持てなくなるのだなあと思うと、一人の時間が愛おしくなります。

◆パリ~成田
今回の旅の最難関。
妊娠後期に一人で12時間のフライトはちょっと心配でしたが、乗ってしまえば同じです。
早めにシャルルドゴールに向かい、パリ~成田間のフライトのみ、マイレージでアップグレード。ビジネスで帰国することにしました。妊娠中は時々横になりたくなるので、さすがにエールフランスのエコノミーでは辛いものがあります。

出国手続きも早めに済ませ、ビジネスクラス用のラウンジへ。
目当てはシャワー。
空港内とは思えない、かなり水圧の高いシャワーでさっぱり汗を流します。
手ぶらで入れるように、シャワー内にはホテルのバスルーム並みのアメニティが揃っていました。
ゆったりとした服に着替えてラウンジでのんびり過ごします。
あっという間に搭乗時間になりました。

離陸後は、係りのフライトアテンダントの方が何かと気を使って下さいました。
一度は、チーフパーサーの方も、「何か困ったことはありませんか?」と様子を見に来て下さいました。
機内に妊娠後期の妊婦が居るということはリスクのひとつですから、当然業務の一環として様子を見に来てくださったのだと思いますが、付かず離れずと言う感じでとても安心感がありました。

特に問題なく成田に到着。
離着陸時に胎動が激しくなりました。赤ちゃんも急激な気圧の変化などを感じているのでしょうか?
また、普段は飛行機に乗ってもあまりむくまない方なのですが、今回はパンパンになり、サンダルが入らなくなりました。

今回の妊娠中、初期にモロッコ~日本を往復、中期にマラケシュ~ロンドン往復、後期にモロッコ~日本を往復と三往復飛行機を使いました。
日本の友人に話をすると「大丈夫なの?」と心配されることが多かったのですが、モロッコの私の周りでは、妊娠中でもフランスとモロッコを行き来している人などが多く、順調な妊婦さんは普通に海外旅行をしていました。(ヨーロッパとモロッコの各都市は片道3時間程度。車で国内旅行をするよりは負担が少ない様です。)

私が気をつけていたことは、常に自分の状態(週数、血液型、検査結果など)をフランス語と英語で記載した紙を持ち歩くこと、出来る限り英語が通じるところ意外は行かないこと、宿泊施設などを選ぶ際は、緊急時にきちんと手配が出来そうなところを選ぶこと、荷物を増やさないことなど。
やはり、妊娠初期のつわりがある時期や、後期のお腹が大きくなってからの旅行は少し大変で、安定期が一番楽でした。

ディアモロッコ/宮本 薫
http://www.dearmorocco.com/

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