ベルリンピアノレッスン・インベンション2&ベートーヴェン49-2

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娘は、昨年5月から、数ヶ月に一回ベルリンの小宮尚子先生にピアノを見て頂いています。
一回のレッスン時間は2時間。
ベルリン滞在中はほぼ毎日伺います。
「集中レッスン」と言っても、モロッコのピアノの先生を辞めてしまったので、マラケシュでソルフェージュを習っている他は、娘のピアノレッスンはベルリンのみ。2、3ヶ月おきのレッスンとレッスンの間は、先生から指定されたインベンション一曲とソナチネアルバムから幾つか、ブルグミュラーから「好きなだけ」弾いて行き、先生と仕上げをするという形で進めていただいています。

ピアノを習い始めて:2年2ヶ月
小宮先生について:8ヶ月
現在:9歳

今回、二ヶ月間で

ベートーヴェン Op49-2 第一楽章、第二楽章
バッハ invention2番
ブルグミュラー 7、8、9、10、11、15番

の9曲を練習して行きました。

マラケシュでソルフェージュを習っているので、その先生に譜読み間違えを直して頂いたり、時々小宮先生に動画をお送りして見て頂いたり、私も週に一回は隣でじっくり聴き、娘が興味を持ちそうな動画や音楽を聞かせたりするようにはしていますが、レッスンとレッスンの間はほぼ自主練習です。


最初の頃は、レッスン中私も楽譜のコピーに先生がおっしゃったことをメモしたりしていましたが、私のメモよりも娘の記憶の方が正確だったりするのでやめてしまいました。

天井の高い、広いレッスンルーム。

窓際で、お茶をいただきながら、「今日の音色は良いなあ」「今日は難しいことしているなあ」・・・と頭半分で聴きながら、考え事。

ピアノに限らず、音楽、アートを人から習うってどういうことなのでしょう。

もちろん、テクニックがなければ何も始まらないから、テクニックの習得の仕方を教えていただくということがまずあるでしょうけれど、

それ以外の「アート」的なこと。

何を美しいと思い、何に惹かれ、ある譜面を見て何をイメージし、どんな風に弾きたいと思うか。

レッスン中に行われていることは、

1先生の感性の模倣→2先生の感性の内面化というか共有と、自分の感性を自覚すること→3先生の感性と生徒の感性が熟成されて新しいものが生まれる

(うまく熟成されなくて酸っぱくなっちゃうこともありそうですが・・・・)

という風に見えます。

秋のレッスンまでは1止まりだったのが、今回のレッスンから、ほんの少しだけ2に入ってきた様な感じがします。例えばレッスン前に新曲を準備している時も先生の指導が入った様な雰囲気の片鱗が感じられたり、自分で考えてみたり、レッスン中に今までは先生が10説明していた部分が、先生の何気ない身振りでさっと理解し、テンポよく弾き直す事ができるようになったり。

初回の五月の集中レッスンでは、課題曲を「格好よく弾ける楽しみ」を知り、

その後夏や秋のレッスンでは、簡単に短時間で大きく改善する練習方法の習得、ひたすら褒められ、レッスンに新曲を持っていく事が子供の喜びになるような状態になり、この冬、信頼関係が強くなってきた頃合いに、娘にとっては難しい事も要求されるようになってきました。

娘は、モロッコ育ちなので、私から見るとかなり呑気に楽しくマイペースにピアノを弾いています。
レッスンではあんなにうまく弾けたのに、家では全然だったり、呑気さからケアレスミスを連発したり・・・。いつかどこかで悔しい思いをしたら、もっと集中力を高めて決められるようになるのでしょうか・・・。
子供は成長中。だからどんどん新しいことができるようになり、どんどん間違える。
先生はその中に、できるようになったことを見つけてくださり、現時点では「完璧さ」は求めていらっしゃらないように見えます。
子育てについても、色々と気づきが多いレッスンです。


 

ベートーヴェン Op49-2 第一楽章

この曲は、夏に一度練習して見ていただきましたが、あまりにも背伸びしすぎで仕上がらず、間を開けて再度レッスンしていただきました。

最初の頃を考えると見違えるほど美しく弾けるようになりましたが、このスピードでこの長さの曲は後半息切れする様子。最後の最後、ものすごい間違え方をしているので途中でカットしました・・・。

せっかくここまで弾けるようになったので、完璧にして欲しいところですが、すでに次の曲に興味が移っているので、練習しなさそう。

ちなみに、モロッコ人はこういうテンポの盛り上がりがある曲が大好きです。


バッハ インベンション2番

レッスン二回目。すでにかなり変化があります。

娘が弾いた曲は、私も好きになりますが、この曲の緊張と緩和のバランス、最後の盛り上がり。聞いていてとても気持ちが良いです。

レッスンが終わってから、グールドの演奏を聴き、「ママ、弾く人によっていろんな弾き方があるんだね。私の最後が大きくなるのも素敵だし、グールドのも素敵だね」と。
(「私の」じゃなくて、「小宮先生の解釈」ですが)

レッスン前(自主練習のみの段階なので間違っている部分が結構あります)

これはこれで、美しく弾こうと意識している様子は伝わりますが、いつも「綺麗だけれど長くて途中で眠くなるなあ・・・」と思っていました。


Burgmuller 10 Tendre Fleur ブルグミュラー25の練習曲「やさしい花」

最後の離鍵のタイミング。最後の最後までピンときていなくて、子供らしさを露呈していました・・・。
さて、先生の書き込み通りに弾けているでしょうか・・・?

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